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「いつでもカエドキプログラムって、お得なの?それとも損なの?」。購入を考えたとき、まずここで迷う人は多いです。月々の負担を抑えて新しいスマホを持てる、と聞くと魅力的に感じます。ですが、見落とすと後悔しやすいポイントがいくつかあります。
結論。月々は抑えられます。ただし「端末を返す」ことが前提です。23ヶ月目までに返さないと、抑えていた残価(最後の大きな1回分)が戻ってきます。さらに2026年3月以降に加入した場合、返却のときに利用料がかかることもあります。手元に端末を残したい人や、長く使いたい人には向きません。
書き手は、当サイト運営者の真田翔平です。ショッピングローンの申込みを数百件サポートしてきました。FPと簿記の資格を持ち、支払いの損得を冷静に見ています。スマホ本体の性能レビューはしません。あくまで「支払いの視点」で検証します。
いつでもカエドキプログラムは、対象の端末を「残価設定型の24回払い」で買う仕組みです(2026年時点)。24回のうち、最後の1回分を「残価」として大きく設定します。残価とは、端末を返したときに支払いが免除される分のことです。
ポイントは返却にあります。23ヶ月目までに端末をドコモへ返すと、24回目の支払いが不要になります。つまり、最後の大きな1回を払わずに済みます。その分、月々の負担が軽くなる仕組みです。
言い換えると、これは「端末を返す前提」のプログラムです。月々を抑える代わりに、2年後に端末を手放します。安く見える分は、端末を手放すことで成立しているということです。
仕組みはシンプルですが、支払いの面で注意したい点が複数あります。順番に見ていきます。
このプログラムは返却が前提です。そのため、2年後に端末は手元に残りません。下取りに出す、フリマで売る、家族に譲る、といった選択は基本的にできません。
返却のタイミングにも注意が必要です。新しい機種へ変える前に今の端末を返してしまうと、新端末が届くまでスマホが手元にない期間ができることがあります。返却と機種変更の順序を間違えないようにしたいところです。
同じ端末を長く使いたい人にも向きません。買い替えサイクルが3〜4年の人や、端末を残して自分で売却先を選びたい人には、メリットが薄くなります。
2026年3月5日以降にこのプログラムへ加入した場合、返却のときに「プログラム利用料」がかかります。金額は機種や容量によって異なり、0円のこともあれば、最大で22,000円です(2026年時点)。なお、2026年3月4日までに加入した人にはこの利用料はかかりません。月々を抑えられても、最後にこの費用が出ることがある点は押さえておきたいところです。
ただし、免除される道もあります。返却の前にドコモで次の対象端末を買うと、「ドコモで買替えおトク割」が適用されます。これによりプログラム利用料は免除されます。
つまり、ドコモで機種変更を続ける人は利用料を回避できます。一方で、返却だけして他社や格安SIMへ移る人は、この利用料が発生しやすいです。出口をどう考えるかで負担が変わります。
返却する端末の状態も査定されます。故障・水濡れ・破損・改造などがあると、「故障時利用料」がかかります。金額は最大22,000円です(2026年時点)。
補償サービスに入っていれば、この負担は2,200円〜に抑えられます。逆に補償なしで画面割れなどがあると、満額に近い費用が出ることもあります。
返却の査定条件も確認しておきましょう。返却時に未払金がないこと、端末が故障や破損なく正常に動くことが求められます。これを満たさないと残価の免除が受けられず、追加費用がかかります。
上位版の「いつでもカエドキプログラム+」もあります。こちらは22ヶ月目までに返却する場合、早期利用料がかかります。金額は5,500〜12,100円です(2026年時点)。
利用には条件があります。「smartあんしん補償」への加入が必要です。月額は330〜1,720円ほどです(2026年時点)。早く返せる柔軟さがある分、補償の月額負担が乗ってきます。
「プラス」を検討するなら、早期利用料と補償の月額を合わせて見ておくと判断しやすいです。短い期間で返すほど、トータルの費用感は変わります。
見落としがちですが、これは端末の分割払いです。残価設定型でも、申し込み時に分割(割賦)審査があります。信用情報を見るローン審査です。
そのため、信用情報に傷があると通らないことがあります。過去の延滞や債務整理などの記録が残っていると、影響が出やすいです。月々が安く見えても、入口で通らなければ利用できません。
審査の不安がある人は、事前に自分の信用情報を確認しておくと安心です。 →スマホの分割審査落ち
公平に見ると、このプログラムにはメリットもあります。判断のために、向く人と向かない人を整理します。
向くのは、短いサイクルで機種変更したい人です。23ヶ月目あたりで返して次の端末に乗り換えるなら、残価分の支払いが不要になります。月々を抑えながら、新しい端末を持てます。1〜2年で新機種に変えたい人には合います。
向かないのは、同じ端末を2年以上使い続けたい人です。買い替えサイクルが3〜4年の人も、残価のメリットを受け取りにくいです。端末を手元に残して、下取りや売却を自分で選びたい人にも向きません。
自分がどちらに近いかで、お得か損かが変わります。月々の安さだけで決めず、2年後の出口まで見ておくと後悔しにくいです。
「返却前提が合わない」と感じた人には、別の買い方があります。残価に縛られない方法です。
ひとつは、端末を一括で買う方法です。もうひとつは、中古や型落ちを一括で買って格安SIMで使う方法です。これなら返却の義務も、残価の支払いも、分割審査もありません。
端末は自分のものとして残ります。長く使っても、途中で売っても自由です。支払いをシンプルにしたい人には、こちらの方が分かりやすいです。
カエドキにかぎらず、残価設定型という買い方そのものの落とし穴は別記事にまとめています。 →スマホの残価設定で損するデメリット
残価に縛られたくない方へ
返却の義務も、残価の支払いもない買い方があります。分割の審査が不安な人にも向いています。
23ヶ月目あたりで返して次の端末に乗り換える人にはお得です。月々を抑えて新しい端末を持てます。一方で長く使う人や端末を残したい人には、メリットが薄くなります。
抑えていた残価(最後の大きな1回分)の支払いが戻ってきます。返さない場合は、その分を払って端末を使い続ける形になります。
2026年3月5日以降に加入し、返却する場合にかかります。金額は機種や容量で異なり、0円〜最大22,000円です(2026年時点)。ただし返却前にドコモで次の対象端末を買えば、「ドコモで買替えおトク割」で免除されます。2026年3月4日までの加入なら、この利用料はかかりません。
できます。その場合は残価分の支払いが戻ってくるので、端末は手元に残ります。月々を抑えるメリットはなくなります。
返却はできますが、故障時利用料がかかることがあります(最大22,000円・2026年時点)。補償サービスに入っていれば2,200円〜に抑えられます。
「+」は22ヶ月目までに返す場合に早期利用料がかかります(5,500〜12,100円・2026年時点)。利用には「smartあんしん補償」への加入が必要です(月額330〜1,720円ほど・2026年時点)。
返却前にデータの移行とバックアップを済ませ、初期化しておくのが基本です。返却後は端末が手元に残らないので、移し忘れに注意してください。
あります。これは端末の分割払いなので、申し込み時に分割(割賦)審査があります。
あります。信用情報を見るローン審査なので、信用情報に傷があると通らないことがあります。落ちた場合の進め方は別記事にまとめています。 →スマホの分割審査落ち
端末を一括で買う、または中古・型落ちを一括で買って格安SIMで使う方法があります。返却の義務も残価の支払いもありません。
使えます。ahamoを含むドコモの対象端末で利用できます。仕組みや返却前提は同じです。
いつでもカエドキプログラムは、月々を抑えて新しい端末を持てる仕組みです。ただし「返却が前提」という点が一番のポイントです。23ヶ月目までに返さないと残価が戻り、2026年3月以降は返却時に利用料がかかることもあります。
短いサイクルで機種変更したい人には合います。逆に、端末を長く使いたい人や手元に残したい人には向きません。月々の安さだけでなく、2年後の出口まで見て判断すると後悔しにくいです。
もし返却前提が合わないなら、一括購入や中古+格安SIMという道もあります。自分の使い方に合う形を選べば、支払いはぐっとシンプルになります。